交渉を有利に進めるノウハウ 4

前回の記事に続き具体的に不動産売却交渉を有利に進めるノウハウを紹介していきます。


購入時期を焦っている?

不動産の購入を検討している人には、必ず理由があります。もしその理由が「時期」であれば、交渉に役立つかも知れません。「子供が新学期を迎える前には引越しを」と考えている買い手であれば、今のままの価格で交渉を進めていって、いよいよ引越しの時期が近づいてきたら譲歩を引き出せるかも知れません。
ただし、あまり足元を見て強硬な姿勢を続けていると、買い手には他にも選択肢があるはずなのでそこに逃げてしまう可能性があります。あくまでも交渉に応じる姿勢は見せておいて、時期が迫ってきたら少々の値引きに応じればまとまりやすくなります。

この物件でないといけない理由がある?

売り手の物件がマンションだとして、そのマンションに両親が住んでいるので近くに引っ越したいという買い手であれば、同じマンション内に部屋を探していても不思議ではありません。その場合、売り手が所有しているマンションでなければならない理由があるので、そのことが分かれば交渉は有利になります。

例えば、「そこまでこの物件に思いを持たれているのであれば、そういう方に売却したい」というメッセージを伝えれば、相手も人間なのでより交渉がスムーズになるのではないでしょうか。


こうした情報を探るのは、不動産業者の仕事です。不動産業者にこうした情報を聞きだしてもらうように頼んで、こちらがそれによっては交渉に応じても良いという姿勢を見せると情報の流れもスムーズになって交渉を進めやすくなるはずです。

もちろん、不動産業者との付き合いも駆け引きなので、ただ情報を求めるだけでは難しいと思います。その不動産業者が見つけてきた買い手に売ることを前向きに検討しているということを伝えて、その本気度があるからこそ不動産業者も親身になって交渉の手伝いをしてくれるのです。


ここまでで不動産売却 交渉を有利に進めるノウハウは一区切りです。


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